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秋の七草より・葛③ ~蔓のリースと葉の茶~

こんにちは。

葛の話題が続きます^^

 

写真は、葛のつるで作ったリースの土台と、乾燥した葛の葉です。

後ろにある茶色のリース土台は藤のつるで作ったものです。

この秋冬のリースづくりにと、市民花壇メンバーさんと藤のつるでリース土台を作りました。

葛のつるでは作ったことがないので、作ってみました。

 

私が手に入れたのは今年育ったつるなので、編む素材としてはまだまだ若くて折れやすかったのですが、それでも束になればぐるり一周リースになりました^^ 

 

作っていて ふと、花壇の先輩が以前話していたのを思い出しました。

「葛のつるは細かい毛があるからねえ~。。。藤のほうが作りやすいね」

 

たしかに。

ある程度こすり取りましたが、それでも残りました。

 

植物によって、つるの質感、風合いも違いますね。それも面白いです^^

3日ほどそのまま干していたので、葉っぱもカリカリに。

その葉っぱから、「お茶にしたら美味しいぞ~」と言っているような、ふんわりと干し草のよい香りがしました。

 

ではでは、いただきます。


乾燥した葉っぱを小さくちぎってそのまま淹れた葛の葉茶は、ほんのりフレッシュ感のある味。

フライパンで煎った葛の葉茶は香ばしく、味わい深い味に。

 

私はどちらも好きですね。

野草茶の味に慣れてない方は、煎ったほうがより楽しめると思います^^

 

葛の葉は、血のめぐりを良くし体を温める効果があるので、

これからの季節、冷えや風邪などからの体調の変化に寄り添ってくれる和ハーブのひとつです。

 


その旺盛さが場所によっては手に負えない強害植物として疎まれる存在でもあるのも事実ですが、

さまざまな環境変化のなか、今もなお元気に枝葉を広げているって素晴らしいことではないでしょうか!

 

当たり前にそこにいるって、そう出来たものではないと思うのです。

 

日本や東アジア原産の葛。

きっと私たちや日本の風土には必要な植物であり、共に生きる喜びを感じられる植物だと思いました。

 

まだまだ魅力のある葛、知っていくのが楽しみです^^ 

 

秋冬リースづくりまでは、葛のつるリースの即席フレームとして楽しみます♪